おみくじの確率

ちょびリッチ から送られてくるメール内にはだいたいおみくじがあります。 このおみくじはハズレなしで必ずポイントがもらえます。 くじをひくと大吉・中吉・小吉・末吉のどれかになり、 それぞれ10・5・3・1のポイントを獲得できます。 このおみくじの確率は?

大吉になる確率  5%
中吉になる確立  11%
小吉になる確率  13%
末吉になる確率  71%

1回あたり平均  2.122ポイント

計算方法

上記の数字をどうやって求めたかを以下に示します。 まず、 ちょびリッチ にログインしてポイント獲得明細を開きます。 ここには210日分、つまり約7ヶ月分の明細が載っています。 ここからおみくじのデータを抽出します。 私は家族の分を合わせて4つのアカウントをもっているので、 それぞれでデータを集めました。 次に各アカウントごとに大吉・中吉・小吉・末吉の数を調べ、 全てのアカウントの大吉・中吉・小吉・末吉の合計数を出しました。 そして4種類の当りの合計数をおみくじの総数で割り出しました。

たとえば、大吉の確率は以下のようにして求めました。
[全アカウントの大吉の総数]÷[全アカウントのおみくじの総数]

データの詳細については以下をご覧ください。 それぞれ別窓でひらきます。

アカウント1 / アカウント2 / アカウント3 / アカウント4 / まとめ

調査の簡単なまとめ

アカウント 1(20代男) 2(50代女) 3(20代女) 4(30代女) 合計
大吉 3 2 8 4 17
中吉 13 8 10 11 42
小吉 9 10 17 14 50
末吉 66 77 51 72 266
総数 91 97 86 101 375
獲得ポイント 188 167 232 209 796
1通あたり平均 2.065 1.721 2.697 2.069 2.122

調査をしてみると、意外にバラツキがあることがわかりました。 特に、アカウント2と3なんか、かなり差が激しいです。 アカウント2は97回おみくじを引いて167ポイントしかゲットできなかったのに対し、 アカウント3は86回で232ポイントもゲットしています。 1通当りの平均が1.7と2.7で1ポイントも差が出ています。

おみくじに関する考察

おみくじは属性分けされているか?

まず、上記のまとめの「総数」欄をみてください。 これは送られてきたおみくじの総数のことで、アカウントごとに差があります。 同一の調査期間なのに最少は86通、最多は101で15通もの差があります。 このような差が生じる原因は2つ考えられます。 1つは私がいくつかおみくじを引き損ねたため、 もう1つは「属性分け」です。

1つ目の原因については一体いくつ逃したのかは定かではありません。 しかし15通も逃したことは考えられません。 多くても5通以下だと思います。 というわけで、 これ以外の原因でおみくじの総数に差が生じていると考えることが出来ます。

2つ目の考えられる原因である「属性分け」について説明します。 属性というのは、性別や年齢・職業などのデータのことだと考えてください。 「おみくじは属性分けされているか?」という問いは、 「属性によっておみくじが来る人と来ない人がいるのか?」という問いです。 そして、その答えはYESだと思います。

まぁ、これは考えてみれば当然でしょうが、 例えば学生には消費者金融の広告を送らない・ 男性にはエステの広告を送らないなど、 広告効果があるユーザーにだけ特定の広告を送るという振り分けをしていると思います。 そして、その結果おみくじの総数に差が出てきたのだと思います。

どんな属性がおみくじをゲットしやすいのか?

そこで、どんな属性がおみくじをゲットしやすいのか? という疑問が湧いてくるでしょう。 私の家族のことを公表するのは少し気が引けるのですが、 アカウント1は20代男性、 アカウント2は50代女性、 アカウント3は20代女性(獲得ポイント最多)、 アカウント4は30代女性(獲得ポイント2番目、おみくじ総数最多)です。

このデータから行けば20〜30台の女性が有利な感じをうけます。 アンケートサイトなどでも 「女性で30代のアカウントが有利」という書き込みをよく見るので、 企業はその年代の女性にターゲットをしぼった広告を多く出しているのかも知れません。

おみくじはランダムか?

次の考察はランダムなのか、それともポイント固定されているのかどうかについてです。 ランダムというのは説明は不要だと思いますが、 ポイント固定というのは「この広告は1ポイント(末吉)しか配布しない!」と決めていることです。 これについてはYESでもありNOでもあると思います。

まず、データより大吉〜末吉までの確率をみると、 一応大吉が5%、中吉が11%、小吉が13%、末吉が71%となっています。 これより(当たり前ですが)完全なランダムではなく、 一定の条件がつけられたランダムである可能性が出てきます。 たとえば、100人におみくじを配布する時、 5人が大吉、11人が中吉、13人が小吉、71人が末吉というふうに 配布する前に条件を決めておみくじを送っていることが考えられます。 (人数を決めているのか、あるいはポイントを決めているのかはわかりませんが)

では、完全に固定された広告は無いのかといわれれば、それは多分NOだと思います。 やはり、1ポイントだけしか配布しない広告はあるのではないかと思います。 っていっても、根拠は無いんですが…

というわけで、私個人としての見解は 「条件付ランダムおみくじと1ポイント固定おみくじの2種類がある」 です。

属性であたりをコントロールしているか?

次に、属性によって大吉が出やすいとか、末吉になりやすいなど、 特定のあたりが出やすくなっているのか?について考察してみます。 平たく言えば「大吉が出やすい属性があるのか?」です。 私はこの点について否定的です。 つまり、大吉が出やすい属性があるとは思いません。

その根拠は?と問われると、 またまた「なんとなくそう思う…」としか答えられないのですが、 やはりそこまで面倒くさいプログラムを組まないのではないかと思います。 つまりちょびは「条件付ランダムおみくじ」を配布しているだけで、 よい当たりをたくさん引いているアカウントは単に運が良かっただけではないかと考えています。

しかし、データを見る限り 「属性であたりをコントロールしている」可能性はあるといえます。 サンプルがあまりに少なすぎて参考になりませんが(笑)、 アカウント3を他のアカウントと比較するとそう主張をできます。

ここで少しアカウント3の特徴を説明します。 アカウント3は4つの中で最もおみくじ総数が少ないのに、 最もたくさんのポイントを稼いでいます。 また、他のアカウントが3回程度しか大吉を出していないのに、 3だけは8回も出しているのです。 さらに3と4は20代女性と30代女性というほぼ同属性です。 以上を踏まえて、以下のように言うことが出来ます。

3は1・2より属性が有利なので 少ないおみくじで(大吉等がたくさん出て)大量にポイントを獲得できた。 また、3は4とほぼ同属性なのに大吉の出る確率が2倍。 したがって3は他より大吉が出やすい属性である。 これより「属性であたりをコントロールしている可能性がある」といえる。 という感じです。(あまり論理的じゃないか…)

しかし、私ははじめに書いたとおりこの意見には否定的です。 アカウント3は単純に 「条件付ランダムおみくじで運が良かったから大吉がたくさん出た」 だけじゃないかなぁと考えています。

以上、おみくじについて色々考察してみましたが、 データから言えることは20代〜30代の女性が有利で、 大体1回平均2ポイントは獲得できる、 ということでした。